[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

政権構想委員会へ
新潟県の衆院選挙状況

総評: 93年の総選挙では新生党が勝利する。全選挙区で候補者を擁立し,内三勝す る。一方で,自民党は持ちこたえ,社会党が後退という全国的な趨勢と一致した結果であった。しかし,この後はやや異なる動きを見せる。

 新潟県は93年から96年にかけて図2に見られる如く党派間の移動が大量に発生した
これは図3 に見られるように選挙区の選択を密接に絡みついているようである。詰まり,旧1区が新1区と新2区に分割され,旧2区は新3区を中心に4区にも分割され, 広大な旧3区は新2区,新4区,新5区に分割されたのである。これによる議員の移動・選挙区の選択と一旦下野した自民からの離脱と新進党の結党などが多く の選挙区と党派の移動をもたらしたのである。
 このことから96年総選挙に於いては無所属で出馬の議員が多く,わかりにくさがあった事は否めない。その為,進民共闘候補の関山,筒井ば かりか,新進推薦の近藤,渡辺も落選している。( 図4参照 )

 関山,筒井両氏は民主党に入党し,近藤氏はその後も無所属で政治活動を継続し,渡辺氏は自由党に入党,参院議員に当選している。
 こうして,迎えた00年総選挙であるが(図5参照),93年には同じ選挙区で戦ったが上越市長に廻った宮腰氏や反白川の学会などの支援を 受けた筒井,無所属で立ち,加藤紘一氏の支援を受けながら民主・社会層に食い込んだ近藤両氏が当選を果たし,自由党参議院議員の後援を受けた菊田氏,離党 を巡るごたごたから社民党の妨害擁立を受けた関山氏が惜敗した。勝ちきれない野党を象徴するかのような結果であった。加藤の乱時には加藤系として動いた近 藤氏も結局,桜井氏の参院当選を機に自民党中央から入党を認められる。

 小泉人気を演出した田中真紀子氏であるが,秘書問題をきっかけに議員辞職にまで追い込まれた。次期総選挙の構図を現段階で俯瞰したのが 図六 である。参院補選での野党共闘の成功により民由社共闘の気運が高まっているのに期待したい。


■93年総選挙
(図1)

自民党公認
新生党公認
その他保守
社会党公認
共産党公認
1区
◎近藤元次(宮)E11.1
◎小沢辰男K10.5
▲吉田六左エ門(無[加])61
◎関山信之(社)C71
×川俣幸男(共)24
2区
◎稲葉大和@65=平成維新
▲岩村卯一郎[宮]54
◎白沢三郎@71
◎栗原博久(無)83
▲吉田正雄(社)42
=労組の選別推薦の対象となる
×小日向正一(共)11
3区
◎桜井新[三]D66
◎村山達雄[宮]49
▲渡辺秀央[渡]48
◎星野行男A84
◎田中真紀子(無)93
×広井忠男(日)21
◎坂上 富男(社)49
▲目黒吉之助(社)39
×丸山久明(共)14
4区
◎白川勝彦[宮]76
◎高鳥修[小]59
▲宮越馨51

▲筒井信隆(社)59
×田中徳光(共)5
:次期総選挙までに非自民に軸足を移した候補。いずれも落選した自民党候補である。
:次の選挙までに自民党に移籍した無所属候補・議員
:民主党結党に参加した議員,社会党を離れた議員・候補者。

93年から96年への保守系議員の移行動向(図2)

自民党へ
保守系無所属・
新進系などへ
自民党から
稲葉大和
桜井新
白川勝彦■
高鳥修
小沢辰男●
近藤基彦●
岩村卯一郎
渡辺秀央■
保守系無所属
・新生党から
吉田六左エ衛門
栗原博久
田中真紀子
白沢三郎●
星野行男●
●:自民入りor自民系へ軸足を移す ■:非自民へ軸足を移す

新旧選挙区の議員の移動状況(図3)

旧1区
旧3区
旧2区
旧4区
93




◎近藤(自:宮)
◎小沢辰(生)
◎関山(社)
▲吉田(無:加)

◎田中(無)93
◎星野(生)
◎桜井(自:三)
◎村山(自:宮)
◎坂上(社)
▲渡辺(自:渡)
▲目黒(社)
◎白沢(生)
◎栗原(無)
◎稲葉(自)
▲岩村(自:宮)

◎白川(自:宮)
◎高鳥(自:小)
▲筒井(社)
▲宮越(生)

↓(新1区)
↓(新2区)↓
↓(新5区)
↓(新4区)↓
↓(新3区)
↓(新6区)
96

◎吉田(自)
▲関山(無
=民・進)
◎桜井(自)
▲近藤(無=進)
◎田中(自)
▲星野(進)
◎栗原(自)
▲渡辺(無=進)
○坂上(民)
◎稲葉(自)
▲岩村(無=自連)
▲白沢(進)
◎高鳥(自)
▲筒井(無=進・
民・社・連)
00

◎吉田(自)
▲関山(民)
◎近藤(無)
▲桜井(自)
◎田中(自)
▲倉持(社)
◎栗原(自)
▲菊田(由)
▲坂上(民)
◎稲葉(自)
▲白沢(由)
▲目黒(社)
◎筒井(民)
▲白川(自)



■96年総選挙
(図4)

自民党
民主党・その他保守
新進党
社会党など
共産党
1区
◎吉田六左エ門(自)87
▲関山信之(無=進・民・小沢)81
中山 均 諸(※)14
川俣幸(共)22
2区
◎桜井新(自)94
▲小林一三(民)17
▲近藤基彦 無=進・小沢 89

野崎 洪(共)
3区
◎稲葉大和(自)79

▲岩村卯一郎 66
無=自連・一部労組 
▲白沢三郎(進) 60

田崎正一(共)
4区
◎栗原博久(自) 85
○阪上富男(民) 42
▲渡辺秀央 無=進 62

渡辺憲彦(共)
5区
◎田中真紀子(自) 96

▲星野行男(進) 75
▲片岡正英(社)
近藤正行(共)
6区
◎高鳥修(自)
▲筒井信隆(無=進・民・連・自連)
阿部正義(共)






比例
○白川勝彦[宮]

○小沢辰男
※市民新党にいがた

・新潟1及び2区は元改革クラブ代表●小沢辰男氏の地元。

■00年総選挙
(図5)

自民党
自由党 ・ 民主党 ・ 社民党
共産党
1区
◎吉田六左エ門(自)=小沢
▲関山信之(民) ▲岩崎(社)
川俣幸雄
2区
▲桜井新(自)=小沢
◎近藤基彦 無
加藤紘一氏の支援を受け,候補を立てなかった民主や社民
支持層からも得票をして当選したが無会から自民入り。

村山史彦
3区
◎稲葉大和(自)
▲白沢三郎(由)
▲目黒吉之助(社)
稲垣恵造
4区
◎栗原博久(自)
▲菊田真紀子(由)=渡辺
○阪上富男(民)
武藤元美
5区
◎田中真紀子(自)
(星野行男(民)=不出馬)
▲倉持三郎(社)
加藤栄二
6区
▲白川勝彦(自)[加]
◎筒井信隆(民)
阿部正義





比例
○高鳥修(自)
(小沢辰男(改))


・ 選挙協力がなれば,1区・4区でも勝てていた。詰まり民由社共闘が成立してれば4勝2敗だった筈。
少なくとも分裂しなかったところは全て勝利している。
・ 関山氏は地元社民党勢力と決定的に対立してしまって国政返り咲きがならず個人的には残念である。社民党が擁立した岩崎駿介氏は98年の参議院選で東京選挙 区から出馬(落選)している。前回も関山氏を落とすためだけに出馬したようなものか?
・ 全日農…新潟県下に残る社民党支持基盤の一つ。倉持氏などの出身母体。


■次期総選挙
(図6)

候補者名
自民党
 
民由社3党
日本
共産党
主流派
非主流派

自由党
民主党
社民党
1区 吉田六左衛門(自)



西村 智奈美 (民)
近藤 正道(社)
2区 三富(無?)
= 桜井新(自:参)
近藤 基彦(自)
藤島 正之(無?)



3区
稲葉 大和(自)

(白沢 三郎(由))

倉持 三郎(社)

4区 栗原 博久(自)


菊田 真紀子(由)
= 渡辺(由:参)
坂上 富男(民)


5区 星野 行男(自)
田中真紀子(無)

 石積 勝氏(無=民・由・社)

6区 高鳥 
塚田 三郎
風間 (無)

白川 勝彦(?)
筒井 信隆(民)



・新潟5区は02.8.9,突然の田中真紀子議員辞職で激震が走った選挙区。以前,2ちゃんの書き込みに田中雄一郎を自由党が擁立するなどとあったが,自 民党から事実上排除された形の田中家の意趣返しはあるのか?雄一郎氏は母親とは必ずしもしっくり行っていないとの話も聞くが一切の選挙には出ないと表明。

・自民党からは(党員資格停止の真紀子氏ではなく)雄一郎氏なら公認との声や,真紀子氏のライバル桜井新を選考委員長として新進党から出戻りの長谷川氏の 名が上がったりしたが,結局民主党幹部だった元田中角栄直系の 星野氏擁立で固まった。彼が市長を務めた地元小千谷市では民主党幹部であっ た彼への反撥からか自主投票を決めたようだが…。

・小沢と田中家の仲が云われる中,小沢氏が記者会見で真紀子氏の辞職は惜しいと発言したのも意味深である。地元出身ジャーナリストの桜井女史待望論なども 出たが(自由党支持層には根強い待望論があるようである。),結局3党統一候補として,長岡市出身で東京都在住,神奈川大学教授氏(52)を無所属で擁立 する方針を固めた。 石積氏は上智大卒。丸紅入社後,トロント大学大学院を修了,国連ニューヨーク本部勤務,国際大講師を経て神奈川大教授,97年から2001年3月まで同大 学経営学部長も務めた人材。社民党が主張して人物のようであるが…。

中部(東海・北陸)概況へ

政権構想委員会へ